横浜おすすめ旅行記7コトコト走り続けて1世紀江ノ電100年ものがたり 湘南の名物電車、江ノ電に乗って移動するのもいいですよ。 江ノ電が誕生したのは明治35年で、江ノ島電気鉄道として開業しました。 日本で6番目に誕生した電気鉄道でした。当初は藤沢~江ノ島間でスタート して、明治43年に鎌倉までの全線が開通しました。ただし駅といっても当時 は架線柱に駅名の札を下げただけだったり、せいぜい盛り土をしただけの もので、駅らしい駅は4つぐらいしかありませんでした。昭和24年に鎌倉駅 を現在の場所に移動した時に、社名を江ノ島鎌倉観光と改めましたが、 「江ノ電」の通称が定着していた事もあり、その後江ノ島電鉄に再改名する と言ったエピソードがあります。それほど親しまれていたわけです。 長い歴史の中で、江ノ電は何度も映画出演しています。江ノ電が重要な 役割を果たした、黒沢監督の「天国と地獄」、「稲村ジェーン」「ピンポン」 「お受験」「高校教師」等。テレビドラマでは「おれは男だ!」「俺たちの朝」 などがあり、CMにもよく登場します。 鎌倉高校前駅(江ノ島) 鎌倉高校前駅はドラマのロケによく使われます。駅舎のベンチに座ると 目の前は海。右手に江ノ島も見えます。電車が来てもそのままベンチに 座っている人も結構多いです。 江ノ電3つの謎 1、江ノ電は路面電車? 江ノ電が車と同じ道路を走る姿は、まさに路面電車にみえます。では江ノ電は 路面電車なのでしょうか?答えはNOです。昭和19年に地方鉄道法によって 江ノ電は地方鉄道と定められ、現在は鉄道事業法に準じています。それでも 腰越駅あたりの併用軌道区間(車道を走る区間)はどうする事も出来ず、 特例として認められています。鉄道と電気軌道(路面電車)では規定や 規則がかなり違い、維持費がケタ違いになります。 2、2つの名前を持つトンネル? 江ノ電で唯一のトンネルが長谷~極楽寺間にありますが、何故かこの1つの トンネルに2つの名前が付いています。極楽寺側は「極楽洞」、長谷側は 「千歳開洞」となっています。何故でしょう?このトンネルは両側から別々の 業者が掘って完成させた物で、それぞれが親しみを込めて付けた名前が そのまま残っていると言う説が現在の所有力。 3、何故住宅街の軒先すれすれを走る? 江ノ電は民家の軒先すれすれを走る区間が多いです。何故こんな場所に 線路を敷いたのか?江ノ電開通の特許願提出は明治31年。当時の主な 交通手段は人力車で、その人達にとって見れば死活問題につながるこの 計画に猛反対をしました。そこで電鉄側は発起人や株主の協力を得て、 コース沿線の土地を借り受け、それを結んだからなんです。和田塚駅辺り の沿線には、家の出入り口が線路に面しており、線路を歩かないと行けな い所もあります。ある人気の茶店は入口が線路なので、線路沿いにお客 さんがいっぱい並んでいました。 こんな江ノ電散策に便利な、江ノ電全線1日乗り放題の切符「のりおくん」 が非常に便利です。お寺巡りや、ロケ地巡りにいかがですか。 魅惑のホテル 異国情緒あふれる国際都市・横浜にはクラシックテイストから近未来的な ものまで、色々なホテルが混在しています。旅の途中の宿泊はとても大切。 旅のイメージが変わってしまうほどです。自分にあったホテルにしましょう。 自分が宿泊して良かった数軒をご紹介します。 ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル みなとみらい21の複合施設「パシフィコ横浜」内に位置し、帆船をイメージした 流線型の独特の外観フォルムが印象的。世界6大陸に200以上の拠点を 有する「インターコンチネンタルホテルズ&リゾート」の直営ホテル。 ウオーターフロントならではの快適さとゆとりを追求した客室は、横浜港を 一望できるベイビューと、横浜市街の夜景を見渡せるパークビューがある。 素晴らしい眺望が楽しめる洗練された快適空間で過ごすくつろぎのアーバン リゾートです。ホテル内の隅々にまで及ぶこだわりとサービス。 宿泊して損はありません。 ホテルニューグランド 昭和2年創業。関東大震災でダメージを受けた横浜港沿岸に復興の シンボルとされ建設された、由緒正しき名門クラッシックホテル。 かのマッカーサー元帥をはじめ、チャールズチャップリンやベーブルース といった、名だたる世界のVIPが多数宿泊した事でも知られている、 世界のスタンダードホテルです。開港当時の面影を今に伝える重厚感 あふれる本館ロビーには、手作りの貴重な横浜クラシック家具が展示。 ハイカラでオリエンタルなムードを味わえます。 ザ ヨコハマ ノボテル (旧ザ ホテル ヨコハマ) 開業は昭和54年「ザヨコ」の愛称で親しまれているホテル。前身は アメリカ総領事館で、現在ホテル名はノボテルに変わりましたが歴史を 感じさせるクラシカルなムードや佇まいは変わりません。 山下公園の正面に位置し、客室や最上階のレストランから横浜港を 見渡せる立地の良さも魅力。古き良き横浜の息吹を感じさせるロビーの シャンデリアなどにも注目です。 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ デパートやショッピングモールが集中し、横浜駅と地下で直結しており 利便性は抜群。吹き抜けのロビーをはじめ、インテリアには温かさを 感じさせる木を多用。巨大ターミナルの正面に位置するとは思えない 穏やかなムードに満ちています。スポーツジムやプールもあり、 ハイグレードになっている特別フロアもあります。景色も横浜 ベイブリッジが見えて最高に居心地が良いです。 新横浜プリンスホテル 新幹線の新横浜駅に隣接し、約130店舗のショッピングプラザと複合 する新感覚ホテルです。地上42階の超高層ホテルで1002の客室を 擁し、高層部からは見事と言うしかない素晴らしい景色。最上階の カクテルラウンジ「トップオブヨコハマ」は360度ガラス張りになっている。 快晴の日は客室から富士山や新宿副都心も見え、横浜アリーナ等が 近くにあり、アクセスも良いのに料金はリーズナブル。 これぐらいでは、横浜の魅力をお伝えするには少な過ぎますし、 本牧や横須賀などまだまだいっぱい魅力な街はあります。 山下公園や世界一高い灯台マリンタワー。氷川丸や遊覧船。 赤レンガ倉庫やクイーンズコートのみなとみらい21。 三浦半島や逗子・葉山マリーナ、江ノ島などの海岸。 是非横浜に遊びに行って見て下さい。 |